ドリアンフレーク系選抜 DR-1

アロエの交配

アロエは自然界でも交雑されており、意図的に交配することにより多種多様な表現を生み出すことができる魅力的な植物です。

同族間交配種はもちろんのこと近縁種であるガステリアやアストロロバ などとの異属間交配も多数存在しています。

名作を生み出した育種家たち

Wily Coyotee

有名な交配種を多数作出しているのはKelly Griffin氏、Karen Zimmerman氏、Dick Wright氏らです。

アメリカやヨーロッパで交配されてきた交配種の数々は鮮やかで表現もこれまでにないものが多く世界中にファンが増えていきました。

時に辛い寒さに当たるとアロエはアントシアニンなどを生成し光合成を調整したりします。

葉色はまた一段と色付き鮮やかに華やいでいきます。

ハイブリッドアロエの現在

Tempra

最近人気になってきたハイブリッドアロエのグループはこれまでの交配種とは少し毛色が異なるものが少なくありません。

こうしたアロエはタイなど東南アジアで作出されてきたものがほとんどです。

テーパチャイ氏やピッチャヤ氏など熱心なブリーダーはこれまでの交配種をさらに改良を進めました。

テーパチャイ氏より

東南アジアでは気温がアメリカのように下がることはなく葉色はややぼんやりしてしまいます。

そういった環境下でも葉色の美しい表現の良い品種を作出しています。

東南アジアの育種が進んでも決して色褪せることがないアロエ交配種を作出し続けるアメリカの育種家の努力、選抜は素晴らしいものです。

輪郭が連なりうねるような交配種

日本の環境はアメリカのような冬の寒さ、東南アジアのような温暖な季節、それぞれでハイブリッドアロエを楽しむことができる贅沢な環境にあるのかもしれません。