蘇鉄の魅力
ヤシのような南国な雰囲気。
一度根付けば水遣り不要なほど強健な性質。
一億年前から存在していたといわれるロマンティック植物です。
日本のソテツはサイカス レボルタ Cycas revolutaという品種でさらにここから色々なバリエーションが存在します。
葉先が黄色くなる金環蘇鉄(金縁ソテツ)、全体に斑がまばらに入る散り斑蘇鉄(オーレア?)、全斑入りのように黄色い葉色の黄金ソテツ 、葉が枝分かれする松葉蘇鉄、全体が矮化したものや獅子化したものなど、探せば数多くのバリエーションがあることから、この品種がどれほど愛されているかを思い知らされます。
海外の蘇鉄仲間も魅力的
人気な海外ソテツといえば、南アフリカのエンセファラルトス ホリダス。
こちらもやはりバリエーションがすごい。
葉がシルバーブルーだったり、グリーンだったり。形も様々でツイストしたような葉の形や矮化したものなど多彩です。
一部ではハイブリッド化しているから純粋なホリダスではないなんていう話も耳にします。
オーストラリアのソテツ、サイカス カイルンシアナ。
葉の美しさは随一で蘇鉄やエンセファラルトスのような痛い葉ではなく、こちらは葉先が柔らかく比較的扱いやすいのも嬉しいところ。
アルカリ用土がお好きなようでたまーに苦土石灰をあげています。
他にはマクロザミアというグループにマクドンネリーという最高峰ソテツが存在しています。
こちらもやはり美しいブルーリーフ。小さい苗でも数万円で取引されています。
いつかは手に入れてみたいですがなかなか機会がないですね。
増殖も可能
ソテツを増やすには脇芽をとる方法と種を取る方法があります。
脇芽はでたらこぶし大になるまで育てて切り落とします。
あとは傷が乾いた後に土に挿して発根させます。
子株をたくさん作るかどうかはそのソテツ次第でなかなか出てこないなんてこともあるようです。
種の場合はソテツが雌雄異株であることから少しハードルが上がります。
そこそこのサイズでなければ花も咲かないので、オスメス判定もなかなか出来ません。
うまく雌雄の花が咲けば沢山の種がとれるので、夢がありますね。
きっと貴重なマクドンネリーの種がとれるなんてことがあれば普通のサラリーマンの月収は軽く超えてくれることでしょう。
最後に
管理は放置オッケーで容易なのに、姿形は魅力的。そんなソテツを一家に一株いかがでしょうか。
地植えにしたら南国風なシンボルツリーに、鉢植えにしてもオシャレに演出してくれること間違いなしです。