春から動きがなかったソテツもここにきてようやく新葉が展開してきました。
また、春に新葉が出た株にも2枚目、3枚目と成長が感じられます。
エンセファラルトス


CITES1で種の保存法にかかるエンセファラルトス。
高価なだけになかなか高嶺の花になっています。
性質は強健であり、よほど腐りかけの株を掴まない限りはのんびり育てて行けると思います。
この株は今年はまだ動きがないですね。
葉っぱの分岐(葉1枚当たりのトゲ数)が少ない株を選びました。
かれこれ4年くらい育てていますが、もう輸入された時の葉は残っていません。
葉を更新するために古い葉を剪定することもあるようですが、私は光合成効率を上げて成長していって欲しいので極端に痛むまで剪定しません。
理屈があっているかはわかりませんが。

こちらは今年お迎えしたホリダス。
譲ってくださったラフレシアリサーチさんにも、ご意見伺い安心してお迎えした期待の株です。
葉の分岐がしっかりしていて、3分頭していたので無理してお迎えしたんですが、後悔はしていないです(汗
一番小さい株から新葉展開し、今は他2株も展開しつつあります。
葉の間隔も狭く、葉色、ウネリ申し分ないと思います。
ホリダスは株によって個性がかなりあるので一品種でも奥が深いと思います。
気に入った葉性は一期一会かもしれませんね。


トゲが少ないプリンセプス。
ホリダスと違って優しく上品な印象もあります。
ようやく成長点がフサフサしてきて展開の兆し。


トランスベノーサスの記載であったが、フェロックスぽいようなよくわからない品種。
葉痛みが強かったので新葉展開を心待ちにしていましたが、ようやく2枚出ました。
それでも古葉はまだまだつけたままで見守ります。


こちらのよくわからない実生ソテツも2枚目の葉が展開しつつあります。
ディオーン


実生のディオーンプルプシー。
昨年播種したのですが、今年2回目の新葉展開。
大株の展開は天使が羽を広げるように綺麗で、いつかその様子を手元で見られるように種から育てはじめましたが、寿命が足りないかもしれません(笑
サイカス


サイカス のミコリッチー。
葉っぱがでかい。
これもがっつり冬に冷え込んで動きがないままでしたが、ようやく展開してきました。
ソテツは本当に動きが少ないだけにわずかな成長が嬉しくなります。

全く動かないまま1-2年。
ようやく動きが。
ほんとに嬉しいです。
クピダはブルーの葉が美しいとされています。
ようやくその一端が現れるかもしれません。

ドワーフのインボイスで入った種子の実生。
はたしてどのような成長を遂げるのか。
今のところ株による差はそれほどないような印象です。

美しいサイカス カイルンシアナ。
葉色と涼しげな葉の姿が良いですね。
昔よりやはり高くなってきている気がします。
まだまだ小さい株ですが、大株の姿はとても魅力的です。
スタンゲリア

オオバシダソテツと呼ばれるスタンゲリア。
根を分けて増やせるそうな。
今のところ動きは一切なく心配な株。
エンセファラルトス同様にサイテス、種の保存法によって保護されている。
増やしやすいのになぜとの呼び声も高く、今後はもしかすると普及することがあるかもしれません。
ソテツ類は水が好き?肥料が好き?
ソテツの仲間は蒸れによる腐りが原因で枯れるリスクが高く、よく水管理について心配される方がいらっしゃいますが、水は好きだと思います。
辛く管理するよりも成長は顕著に感じられることも多いです。
また、肥料についてもマグァンプK、発酵堆肥を与えていますが、肥料焼けすることも無さそうです。
効果的かどうかははっきりしませんが、肥料なく育てていた時は年に1-2枚の展開があれば◎って感じでしたが、肥料、水をしっかりやるようにしてからは成長もしっかり感じられる気がします。