Aloe cameronii var. bondana(ボンダナ)

学名

Aloe cameronii Hemsl. var. bondana Reynolds

出典: Aloes Trop. Afr. Madag.: 353 (1966)

分布

ジンバブエのニャンガ(Nyanga)地区、ボンダ・ミッション(Bonda Mission)とニャマジ(Nyamazi)の間にのみ分布する非常に局所的な変種です。標高1,700〜2,200mという非常に高い場所の、花崗岩が露出した開けた場所に自生しています。

形態

基本種よりも大型になる傾向があり、高さ60〜180cmに達します。多くは単独(単生)で育ちますが、成長すると枝分かれして大きな低木状の立派な姿になります。

基本種と同様、三角形で先細りする美しい葉を密生させます。長さは40〜50cmほど。最大の特徴は寒さに当たった際の色変化で、冬には燃えるような「銅赤色」に染まります。葉の縁には、淡褐色の鋭い棘が10〜15mm間隔で並びます。

花の色は赤からオレンジ、そしてこの変種ならではの特徴として「ほぼ黄色」の花を咲かせる個体も存在します。つぼみは赤色で、やや肉厚な棍棒状をしています。雄しべと花柱が花から10mmほど突き出すのが、基本種(5mm)との識別ポイントです。

その他

【栽培アドバイス】
自生地が標高2,000m近い花崗岩地帯であるため、非常に強い日光と、極めて優れた排水性を好みます。寒さに当てることで驚くほど鮮やかな赤色に変化しますが、鉢植えの場合は極端な凍結には注意してください。夏場は風通しの良い場所で管理し、冬はしっかりと日光に当てることで、本種最大の魅力である紅葉を最大限に引き出すことができます。

【名称の由来】
変種名の「bondana」は、ジンバブエのタイプ産地付近にある「Bonda Mission」に由来しています。英語では「Bonda Ruwari aloe(ボンダの岩場のアロエ)」とも呼ばれ、その名の通り岩石地帯を象徴する植物です。


引用元:
・Plants of the World Online (POWO) / Royal Botanic Gardens, Kew
・Reynolds, G.W. (1966) “The Aloes of Tropical Africa and Madagascar”
・”Aloes: The Definitive Guide” (Scientific data synthesis)