Aloe archeri subsp. tugenensis(アロエ・アーケリー・トゥゲネンシス)
学名
Aloe archeri Lavranos subsp. tugenensis (L.E. Newton & Lavranos) Wabuyele
出典: Cact. Succ. J. (US) 62: 215 (1990)
シノニム: Aloe tugenensis L.E. Newton & Lavranos
分布
ケニアのリフトバレー州、トゥゲン・ヒルズ(Tugen Hills)周辺の限られた地域に分布しています。標高1,300〜1,325m付近の、乾燥したアカシアが広がる低木林(ブッシュ地帯)に自生しています。
形態
基部付近から枝分かれし、直立または斜めに伸びる茎を持つ低木状のアロエです。茎の長さは通常70cmほどですが、地を這うように伸びる場合は最大1.2mに達することもあります。古い枯れた葉が茎に残る性質があります。
葉
12〜20枚の葉がロゼット状に付きます。葉は長さ最大60cm、幅12cmほどになり、鈍い緑色をしていますが、日光を浴びると美しい褐赤色に色付きます。表面はややざらつきがあり、幼苗の頃には白い斑点が見られますが、成長とともに消えて単色になります。葉縁には、先端が褐色の鉤状の鋭い棘が並びます。
花
花茎は非常に高く、1mに達します。最大で12本もの枝を上向きに伸ばす非常に豪華な花序を形成します。花は淡いピンク色で、花びら(裂片)の縁が白いのが特徴です。円柱状の総状花序には花が比較的密に付き、開花期には非常に見応えがあります。
その他
【栽培アドバイス】
自生地が乾燥したアカシア林であるため、強い光と乾燥した環境を好みます。栽培下では非常にコンパクトかつ直立した草姿を保ちやすく、型崩れしにくい魅力的な種です。排水性の良い用土を使用し、しっかりと日光に当てることで、葉の赤みを引き出すことができます。ケニアの高地原産ですが、比較的丈夫で扱いやすい品種です。
【豆知識と分類】
以前は独立した種 Aloe tugenensis とされていましたが、現在は Aloe archeri の中で最も小型の亜種として分類されています。種小名の「archeri」はフィリップ・アーチャー氏に、「tugenensis」は原産地のトゥゲン・ヒルズにちなんでいます。
引用元:
・Plants of the World Online (POWO) / Royal Botanic Gardens, Kew
・”Aloes: The Definitive Guide” (Scientific data synthesis)
・L.E. Newton & Lavranos (1990) “Cactus and Succulent Journal (US)”
