2023年には日本中に強い寒波が到来し、多くの地域で冷害がでたことと思います。

私の住む地域でもかなりの冷え込みがあり、恐らく観測史上初の気温です。

1/26 午前6:50頃に最も冷え込んだ様子

冷害のでたアロエ

Aloe fleuretteana

フレウレッテアナは花序が伸びてきたタイミングで寒波に襲われてしまいました。

親株、脇の子株もダメでしょう。

温暖なマダガスカル原産種でした。

Aloe heybensis

ヘイベンシスはソマリアのアロエ。

凍結し細胞壁が破壊されてしまったようです。

Aloe elgonica

ケニア産のエルゴニカ。

寒さで凍結したのち時間が経つとこのように水分を失い干からびたように枯死してしまいます。

今年の冷害対策

冷害対策は十分であったかというと、不十分でした。

当方の地域では温室内気温が今まで氷点下になることは稀で、正直それほど心配していませんでした。

ビニールハウスは外張りのみで内張はなく、1畳分の温床マットで加温が必要な一部の株のみ加温している程度です。

必要な対策

これを機会に冷害対策を次年度より構築していきたいと思います。

まず、ビニールハウスを2重張りにすること。

外張りビニールハウスの内側にもう1枚ビニールをはります。

内張のフレームを作ることは現時点で難しく(ブドウなどが植っているため)フレームにパッカーでビニールを留めるような構造で実現できればと考えています。

空気層が十分確保できないので、保温効果はそれほど期待できないかもしれませんが、無いよりはマシ程度かもです。

もう一つの対策はストーブです。

加温することはランニングコストの増加と趣味で楽しむ上ではもっともネックになるとも感じられる部分で、加温機導入には慎重になっていました。

もちろん加温せずに育てられると思う植物が大半をしめていたのですが、今回の寒波で甘さを思い知らされました。

大規模なヒーターはもちろんコスト高で耐えられませんが、小型のストーブでも空気の流れや氷点下にならない程度の効果が期待できるようです。

私が検討しているのは「暖太郎」です。

4リットルの灯油で50時間以上燃え続けるらしく、ランニングコストも時間あたり十数円と許容できる範囲。

しかも加温が必要な寒波が来た時のみ使用するという方法もとれます。

来年の冬に備えて

これから暖かくなってくると加温機はかなり安く売られることもありますので、狙っていきたいと思います。

新温室計画も進んでいますが、なかなか高額で一進一退状態ですがなんとか栽培環境改善できることを期待しています。