Aloe striatula var. caesia(アロエ・ストリアツラ・カエシア)
学名
Aloe striatula Haw. var. caesia Reynolds
出典: Flow. Pl. S. Afr. 16: tab. 633 (1936)
分布
南アフリカの東ケープ州、ホフメイヤー(Hofmeyr)近郊の岩の多い斜面に自生しています。基本種(var. striatula)がレソトなどの高山地帯にも分布するのと同様に、厳しい環境に適応した非常に強健な種類です。
形態
最大で高さ175cm、幹の太さ2.5cmに達する大型の低木状アロエです。成長とともに激しく分枝し、立派な茂みを形成します。この種最大の特徴は、葉が茎を包む部分(葉鞘)に明瞭な緑色の縞模様(ストライプ)が入ることで、花がない時期でもその独特の質感を鑑賞できます。
葉
基本種が半光沢のある緑色の葉を持つのに対し、この変種「カエシア」は、その名の通り美しい**「灰緑色(青灰色)」**の葉を密集させるのが特徴です。葉の長さは最大25cm、幅2.5cmほどで、葉の縁には白い軟骨質の小さな鋸歯が並びます。
花
高さ40cmほどの直立した花序を立ち上げます。基本種はオレンジ色の花を咲かせますが、この変種は**「鮮やかな黄色」**の花を咲かせます。花は長さ30mm以下と基本種よりやや短く、直線的な形状をしています。灰緑色の葉と黄色の花のコントラストは非常に気品があります。
その他
【栽培アドバイス】
南アフリカの標高の高い岩場に自生しているため、アロエ属の中でもトップクラスの耐寒性を誇ります。寒冷地を除けば屋外での越冬も可能で、庭木としても非常に優秀です。日光をたっぷり当てることで、葉の青白い粉を吹いたような色彩がより美しく引き立ちます。水はけの良い用土を使い、風通しの良い場所で育てるのがコツです。強健で育てやすいため、初心者の方にもおすすめの大型アロエです。
【名称の由来】
変種名の「caesia」は、ラテン語で「淡青色(青灰色)」を意味し、この種の特徴的な葉の色に由来しています。また、種小名の「striatula」は葉鞘に見られる細い筋模様(ストライプ)を指しています。
参考文献
- Plants of the World Online (POWO) / Royal Botanic Gardens, Kew
- “Aloes: The Definitive Guide” (Scientific data synthesis)
- Reynolds, G.W. (1936) “Flowering Plants of South Africa”
