Aloe hazeliana var. hazeliana
学名
Aloe hazeliana var. hazeliana
出典: Kirkia 1: 101 (1960)
分布
ジンバブエの東部、東部諸山塊(Eastern Highlands)に位置するチマニマニ山脈(Chimanimani Mountains)に分布しています。標高1,500〜2,100m付近の、砂岩が露出した岩場や、岩の割れ目などに自生しています。
形態
細い茎を持ち、根元から分枝して開花時には高さ1mほどの茂みを形成する、小型から中型の低木状アロエです。茎の太さは直径約1〜1.5cmほどで、古い葉の基部に覆われています。
葉
葉は茎の先端に約10〜16枚が密集してつきます。線形で細長く、長さは約25〜30cm、幅は1.5〜2cmほどです。葉色は緑色で、表面は滑らかですが、裏面には基部付近にいくつかの白い斑点が見られることがあります。葉縁には約1〜2mmの小さな白い棘が、2〜5mm間隔で並びます。
花
花茎は高さ20〜30cmほどで、通常は分岐せず単一の総状花序を立ち上げます。花は鮮やかな赤色からオレンジ色で、先端に向かって黄色味を帯びることがあります。花の長さは約25mmで、円筒状の形をしています。ジンバブエでは主に4月から6月にかけて開花します。
その他
【栽培アドバイス】
チマニマニ山脈の高地、霧が発生しやすい岩場に自生しているため、極端な乾燥よりも適度な湿度と、非常に優れた通風を好みます。栽培下では、水はけの良い用土を使用しつつ、成長期には水切れに注意してください。寒さには比較的強いですが、日本の夏場は風通しの良い涼しい場所で管理することが推奨されます。
【豆知識】
種小名の「hazeliana」は、この植物の発見に関わった人物にちなんでいます。変種である var. howmanii とは、本種(var. hazeliana)の方が直立する傾向が強く、葉がより長い点で見分けることができます。
引用元:
・Plants of the World Online (POWO) / Royal Botanic Gardens, Kew
・”Aloes: The Definitive Guide” (Scientific data synthesis)
・Reynolds, G.W. (1966) “The Aloes of Tropical Africa and Madagascar”
