Aloes Resource & Old World Arid nursery

Aloe mccoyi

Aloe mccoyi

概要

Aloe mccoyi はYemen南部のRa’s Fartaq周辺に限られる局地的固有種です。単生し、長い茎と厚く大きく開出する葉をもち、斜上~直立する花序に円柱状三稜形の花をつけます。 [1, 2, 3]

分類・命名情報

受容学名
Aloe mccoyi Lavranos & Mies [1]
原記載の書誌情報
Cact. Succ. J. (Los Angeles) 73: 150 (2001). [2, 1]
タイプ標本
Yemen、Al-Mahra Governorate、Kadifut上方のRa’s Fartaq岬へ続く山地斜面。2000年11月16日採集、McCoy 2359、ホロタイプMO。 [2]

命名由来

種小名 mccoyi は、本種の科学的発見者として記録される Thomas Armour McCoy にちなみます。 [2, 4]

主な特徴

生育形態

単生し、茎は長さ最大200 cmに達します。ロゼットは上向き、または横倒しになります。 [2, 3]

葉

葉は大きく開出し、下向きに湾曲することもあります。形は披針状三角形または幅広い三角形で、長さ30–40 cm、基部幅約12 cm、厚さ4 cmです。色は青灰色~灰緑色、または均一な灰色~青緑色と記録され、厚い蝋質白粉に覆われ、若葉では粘着性があります。 [2, 3]

葉面・葉縁

葉縁は軟骨質で、桃褐色または桃色がかった色と記録されています。全縁とされる一方、まれに先端付近に1–2個の歯があるとの記録もあります。 [2, 3]

花序・花

花序は斜上~直立し、高さ約40–50 cm、1–2分枝し、2分枝が多いとの記録があります。総状花序は円柱状円錐形で疎らに着花します。花被は円柱状三稜形、長さ25–33 mmで、淡桃色~コーラルレッドという記録と、赤色~ローズピンクという記録があります。 [2, 3]

分布

Yemen南部の東端に近いAl-Mahra GovernorateのRa’s Fartaq周辺に、局地的固有種として記録されています。当時知られていたのはタイプ産地のみで、Fartaq Mountainsの固有種である可能性が示されています。 [1, 2, 3]

生育環境

標高約350–500 mの急な岩礫斜面や石灰岩の崖縁に生育します。夏季モンスーンによる低雲・霧・霧雨の水分が、生育環境の重要な要素となっています。 [2]

主な参考文献

  1. World Checklist of Vascular Plants (WCVP).
  2. McCoy, T. (2019). The Aloes of Arabia. McCoy Publishing, Temecula, California. pp. 71–75.
  3. Carter, S., Lavranos, J.J., Newton, L.E. & Walker, C.C. (2011). Aloes: The Definitive Guide. Royal Botanic Gardens, Kew. p. 504.
  4. Grace, O.M., Klopper, R.R., Figueiredo, E. & Smith, G.F. (2011). The Aloe Names Book. Strelitzia 28. South African National Biodiversity Institute, Pretoria. p. 99.

更新について

分類・分布・形態情報は、新たな文献の確認や分類上の変更に応じて見直します。

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