Aloes Resource & Old World Arid nursery

Aloe inermis

Aloe inermis

概要

Aloe inermis Forssk.は現在のWCVPで受容されています。分布についてWCVPはSomalia・Oman・Saudi Arabia・Yemenを記録し、要約範囲をSaudi Arabia南部からOman西部としていますが、McCoy (2019)とCarter et al. (2011)はYemenを中心に扱っています。植物体は倒伏〜斜上する茎で群生し、鋸歯を欠く葉縁が特徴です。 [1, 2, 3, 4]

主な特徴

生育形態

子株を生じて小〜大群生を形成し、茎は匍匐状・倒伏〜斜上・直立し、最大50 cmになります。 [2, 3]

葉はロゼット状で披針形〜剣状、先細りです。開出してのち反曲・下方へ湾曲します。 [2, 3]

葉面・葉縁

葉面は粗く、葉縁は全縁で鋸歯を欠きます。 [2, 3, 4]

花序・花

花序は斜向〜やや直立し、長さ約70 cmです。分枝は広く開出し、下部の分枝が再分枝することがあります。花被は円筒状・3稜状です。 [2, 3]

分布

現行WCVPの分布記録はSomalia・Oman・Saudi Arabia・Yemenで、要約範囲はSaudi Arabia南部〜Oman西部です。これはMcCoy (2019)およびCarter et al. (2011)が示すYemen中心の分布より広い扱いです。McCoy (2019)はYemen固有とし、Carter et al. (2011)もYemen中心の分布を示しています。 [1, 2, 3]

生育環境

風化した玄武岩などの火山岩上にある礫質平原、岩礫斜面、大型露岩の裂隙などに生育し、少雨で降雨が不規則な雨陰域に見られます。Carter et al. (2011)も、Taizz周辺の古い火山岩または基盤岩上の岩礫斜面を生育地として示しています。 [2, 3]

命名由来

種小名inermisはラテン語で「武装していない」を意味し、全縁で鋸歯を欠く葉縁に由来します。 [2, 4]

分類・命名情報

受容学名
Aloe inermis Forssk. [1]
原記載の書誌情報
Flora Aegyptiaco-Arabica: 74(1775)に公表されました。 [1]
模式産地・基準標本
タイプ標本として、YemenのTaizzで採集されたForsskål s.n.が挙げられ、C(Copenhagen)に所蔵されています。McCoy (2019)とCarter et al. (2011)では標本記号の細部が異なります。 [2, 3]

主な参考文献

  1. World Checklist of Vascular Plants (WCVP).
  2. McCoy, T. (2019). The Aloes of Arabia. McCoy Publishing, Temecula, California.
  3. Carter, S., Lavranos, J.J., Newton, L.E. & Walker, C.C. (2011). Aloes: The Definitive Guide. Royal Botanic Gardens, Kew.
  4. Grace, O.M., Klopper, R.R., Figueiredo, E. & Smith, G.F. (2011). The Aloe Names Book. Strelitzia 28. South African National Biodiversity Institute, Pretoria.

更新について

分類・分布・形態情報は、新たな文献の確認や分類上の変更に応じて見直します。

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